もちろん「高岡大仏」ではありません。(それじゃあ問題になりませんよね。笑)
実はこれ、「兵庫県能福寺の大仏」で、「兵庫大仏」と呼ばれています。兵庫県にも大仏様があったんですね。これも、つい最近までまったく知りませんでした。
で、ちょっと見難いですが、横の写真には「東大寺と高徳院のえらい人が、三大大仏のひとつであると認めた」と書いてあります。なるほど、三大大仏を名乗る根拠がある訳ですね。って、それもどうかな?と思いますけど。(笑)
日本三大なんとかで、その他に有名なのが「日本三大がっかり」っていうのがあります。「札幌の時計台」「高知のはりまや橋」「那覇の守礼門/名古屋タワー/東照宮の眠り猫/長崎のオランダ坂」ってこれも3つめがものすごく沢山ありますけど。でも、行ったことのある人ならきっと「ああ、そうそう」って思うんでしょうね。私も、初めて「札幌の時計台」に行った時は、すんごくがっかりした事を覚えています。(笑)
本来、「日本三大なんとか」って言われるものに、その選定基準はあるんでしょうか?お祭りなら歴史の古さとか、大仏なら大きさとか格とか。別に選手権がある訳でも無いですし、認定機関が有るわけでもなさそうです。と、言うことは誰でも勝手に名乗っても良いんでしょうか。(それなりの理由があれば、詐欺にはならないと思いますけど。)
昔、オリンピック出場選手の選考基準があいまいだと話題になったスポーツもありましたが、そこにはそこなりの基準があると思います。感覚的なものなのか数値的なものなのか。公にされていないので判りませんし、あるならはっきりと示したら良いのにと思ったりもしますけど。(公表されたからと言ってその基準に納得するかどうかは、別の問題ですけどね。)
基準が無いだけに、聞いた方が「ああ、なるほど」と思う事が共感を得られるのだと思います。日本三大なんとかの場合だと地元の人だけに共感を得られることも多い様ですね。2つだけが、とても有名で3つめを選ぶのが難しいものもあるでしょう。逆に、3つでは収まらないぐらい沢山選択肢があるものあるでしょう。別に3つで無くても良いと思いますけど、なんかこだわってしまうんでしょうかね。
スポーツ選手なら「記録よりも記憶に残る選手になりたい」と言います。歌い手さんなら、「ナンバーワンよりオンリーワン」と歌っています。そして・・・。と3つめの言葉を探している私って、やっぱり「三大なんとか」だ大好きなんですね。(笑)