主役か脇役か
少し前の話になりますが、モスバーガーの「匠味(たくみ)」を食べました。初めて噂を聞いてからずっと食べてみたかったのですが取り扱い店舗が限られている事と、1日限定20食という「厳しい」条件から、「どうせ買えない」「無理だ」とあきらめていました。(モスバーガーが近くに無いので、いつも帰りにのぞくという訳にはいかなかったので)
で、たまたま入ったお店に「のぼり」が出ていたので「試しに」頼んでみるとすんなりと出てきました。確かにハンバーガーとしては、お高いのでそうそう売れないのかも知れませんね。
製造責任者の名前入り | ボリューム感満点 |
残念ながらお店が一杯だったので持ち帰る事にしました。(車で10分)で、早速いただいてみたのですが、パティ(ハンバーグ)は肉厚でジューシーで確かに美味しかったのですが、非常に残念なことに、それを受け止めるバンズ(パン)がちょっと弱い気がしました。持ち帰りの間にパンが湯気で湿気てしまったせいもあると思いますが・・・。家に帰ったら、トースターでバンズを軽くローストすればまた違った味わいであっただろうと思うと残念でなりません。まあ、パティが主役なので仕方ないのかなぁと考えながらも、ふと気付きました。
ハンバーガーって、「ハンバーグもパンもどっちも主役」じゃないの?そう思うと少しパンが弱かった気がします。最近は、モスバーがもそれに気付いたのか(違うかも知れないけど。笑)「匠味レタス」ってのを出しています。なんと小さいスティックパンは付いてるけどレタスでハンバーグをくるんだものを、はたして「ハンバーガー」と呼んで良いのでしょうか?(笑) 第一、この肉厚ジューシーなパティをどっしりと受け止めるパンを作ろうとせずにレタスに逃げるとは何事だ!と一人つっこみをしていました。(モスバーガーの商品開発の皆様、ただの戯れ言なので気にしないで下さいね。)
で、つい先日、とんでもないものを見つけて買いました。なんと6300円(税込み)の食パンです。(桁間違えてるんじゃ無いですよ。六千三百円です。買って帰って同居人に値段の話をしたら「えっ!?」っと目が点になってました。)
なんと桐の箱入り | これ1枚、約630円 |
梅田阪急百貨店の地下にある、神戸屋キッチンに普通に並べて(本当にお店の棚に並んでいます。数はそんなにありませんが、予約制とかじゃないみたいです。)売っているこのパンは、素材から製法からとことんこだわった食パンの様です。商品を買うと入れてくれる桐の箱代が高い訳ではなさそうです。(笑)
で、味はと言うと「好み」の問題を無視して言うと「んまい」です。軽くトーストして食べろと書いてあったので、軽くトーストしてバターを塗って食べてみましたが「んまい」です。最近の食パンは、もっちり感一杯なので「引きちぎる」感じがありますが、このパンは「サクッ」とした感触で「ふわっ」と口に入ります。バターの味がまったく判らないほどパンにしっかりとした「甘み」がありもう少し安ければ(いや、もっともっと安ければ。笑)毎朝でも食べたいです。
でも、このパンだと、きっと「トースト」が一番美味しくて「サンドイッチ」なんかにすると具材が負けてしまう様な気もします。よっぽどすごい具材を用意しないといけないんでしょう。(まあ、もともとサンドイッチ用のパンでは無いでしょうけどね。)
紀伊国屋文左衛門は、鯛のほほ肉だけで作ったかまぼこを食べていたそうですが、私も「たばちゃgoods」が大ブレイクして大金持ちになったら毎朝このパンを食べてやろうと、夢見る今日この頃でした。o(^-^)oガンバロ