タイピングゲーム

何年か前に「北斗の拳」をモチーフにしてタイピングゲームが発売されました。「北斗の拳」好きの私としては、店頭でのデモを素通りする事が出来ず、中腰の苦しい体勢でゲームに興じていました。しかし、全5ステージの内で4ステージ目にあたる「南斗聖拳のシン」がクリア出来ませんでした。(初期の北斗の拳タイピング「激打」は難易度設定やローマ字設定が出来ず、タッチタイピングも出来ないヘボン式(自分なり改変)入力の私でには強敵でした。笑)

「激打」がそれなりに売れたのか、同じメーカから「闘打(あしたのジョータイピング)」が発売され、やはりそれなりに売れていた様な記憶があります。

が、私は(自分では)そこそこ早くタイピング出来るし(もちろんタッチタイピングではありませんし単語を覚えてから一気にキーボードを見ながら打つんですけど)必要ないなと思っていました。(キーパンチャーとか特別な人が練習用に使うものだと勝手に思っていました。)

それから暫くしてゲームセンターに、「タイピング・オブ・ザ・デッド」というゲームが登場します。(最近では見かけませんが、当時は結構人気だったと思います)ゲームセンターの人気ガンシューティングゲーム「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」をモチーフにしたタイピングゲームです。ガンコントローラで打つ代わりにキーボードでゾンビを打ちまくるゲームに仕上がっています。ポリゴンで不気味さ一杯のステージに、主人公が「大きな乾電池」付きの「ドリームキャスト」を背負い、弁当売りの様にキーボードを前にぶらさげて登場する姿がやけに面白かったです。)目新しさと新しいタイプのゲームであることから必死になってキーボードを叩いていた記憶が甦ります。(もちろんキーボードを見ながら。笑)

そんな私に神の啓示ともいえる転機が訪れたのです。(いやそんな大げさでは無いですね。笑)

当時、よく遊んでいたツレと初めて「タイピング・オブ・ザ・デッド」をプレイした時のこと。軽快に打ち続け「敵」を倒しているのは私でした。が、見ると隣では、ななんと「タッチタイピング」で画面を見ながらタイピングしているではありませんか。

その時は、「タッチタイピング出来るんやなあ?すごいなぁ。でも勝ったのは俺やけど。」と強がっていましたが、なんか負けた様な気がしました。

それからです。こっそりとタッチタイピングの練習を始めたのは。(笑)

タイピング練習用では無く、単にゲームとして遊んでいた「ビートマニア打」「激打SE(セカンドエディション。難易度設定やローマ字設定が出来る)」「闘打」を使って必死の練習です。

最初はそれこそ、初めてパソコンに触れるおじさんの様に「かたっ。かたっ。」とゆっくりゆっくりとした動きで頭にキーボードを思い浮かべながら「この辺だったかなぁ」と一文字ずつタイプする感じでしたが、慣れてくると「カタカタカタ」っと打てる様になりました。

そうなるとタイピングが面白くて仕方ありません。かたっぱしから「タイピングゲーム」の買いまくりです。(笑)当時、パソコンソフト売り場に行ってはタイピングゲームを買っていたのでは無いでしょうか?タイピングゲームってもの凄い数出ていますよね。特に当時流行っていたのか、毎月新作が発売されていたと思います。(我が家にもたくさんあります。数えてみたら40を超えるぐらい有りました。私が持っていないのを含めると倍ぐらいは有るのかも知れません。驚)

最近では、FLASHを使ったタイピングゲームも結構出ていますので、ちょっと自分でもやってみようかな?と思ったら手軽に挑戦出来ると思います。いくつか紹介しておきましょう。

無料ゲームサイト「SKT」
FLASHのコーナーに「雑念打」というのがあります。日常の雑念をタイピングするんですが、結構おかしいです。
SUNTORY
デジタルおまけのコーナーにあるゲームの中に「BOSS IT制覇戦略」というタイピングゲームがあります。あ、ちなみに私は当然5つ星です。
パンチDEタイピング
人気漫画「ONE PIECE」のタイピングです。出題されるのは、漫画に出てくる言葉が多いので(独特の読み方が・・・。偉大なる航路→グランドラインって普通読めないですよね。笑)知らない人にはちょっとつらいかな?
その他にも、今では遊べないですが「ジョージア」が「なんでーもかんぱにー」をWebで展開していた時は、その中に「タイピングゲーム」がありました。これからどんどん増えてくるのかも知れませんね。

私に驚きとタイピングへのきっかけをくれたツレとは、結局それ以後、勝負していませんから「タッチタイピング」で叩き伏せたことはありません。が、タイピングゲーム(特に「タイピング・オブ・ザ・デッド」)をするたびに懐かしく思い出します。もっともっと腕を磨いて、いつの日か、きっと!!なんてね。(笑)

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