あー憧れの専業主婦1(主婦奮闘記)
私は、専業主婦にあこがれていた。理由はよく解らなかったが、とにかくあこがれていた。
しかし、「専業主婦になってほしい」と言われると、なぜか窮屈な気がした。でもまー「あこがれの専業主婦」だから・・・とかるーく承諾した。
専業主婦をやってみると・・・ん?「なんかちがうぞ・・・?」
考えてみると、私は、主婦業というもので、好きなものがない。そんなことは解っていたのになぜあこがれていたのだろう・・・?
毎日毎日、苦手なことをするのだ・・・しかも、それしかやることがない。それしかないのに、やってないと「一日、何してたの?」と言われそうで、出来てない日は、誰もなにも責めてもないのに、勝手に言い訳をする。
「今日は、電話ばっかりやったわー」とか「ちょっとしんどくて・・・」とか。
・・・苦しすぎる言い訳・・・?
(友達に話すと友達も同じだった・・・似たもの同士で傷を舐め合い安心している)
(料理)
苦手なものNO1は、料理だ。結婚すれば、料理の本をみてすればいいと思っていた。だけど、毎回料理の本の材料を買っていては、一ヶ月もたない。
(決して旦那の稼ぎが悪いわけではない)
始めの頃毎日、朝から夜ご飯のことばかり考えていた。早々と作り始めないと、失敗したときにどうしようもないからだ。
悲惨なのは、休みの日は昼も・・・ということになる。
毎日、料理の本を見ていると、おいしそう・・・とか、何を作りたい・・・とか、思わなくなってしまった。旦那に聞いても「何でもいー」で済まされる。
でも、苦手だろうが、なんだろうが、疲れ果てて帰ってくる旦那においしいものを食べてもらいたいと言う気持ちだけで、日々作業をくりかえしているのだ。