夏祭り

近くの夏祭りに出かけた。

沢山の人が盆踊りに参加している。おそろいの浴衣をきたおばさんたちが何組か踊っている。いくつかの婦人部の方たちが集結しているのだろう。その輪に見物人たちも次々参加して、輪が何重にもなっていた。私もその輪の中に入った。

隣の町の夏祭りを偶然見たが、そこでも同じような感じだった。

私の田舎でも夏祭りはあった。子ども会で踊りの練習をしたのを覚えている。

いつしか、その土地も住宅地に飲み込まれ、盆踊りはなくなっていた。今では、場所をかえ少しのお店があるだけとなった。

昔からこの土地に住んでいる人たちではなく、私の親と同世代の人が、同じくらいに住み始めた。その子供も私と同年代で、今では子供の声があもり聞こえない住宅地となっている。そのため、子ども会も盛り上がらないのだろうか・・・?

昔ながらの人のつながりがないので、(決して薄情なわけでもなく、丁度いい近隣関係だと思う)皆で踊りましょーという雰囲気がないのだろう。

今私が住んでいるところは、昔からその土地に住んでいる人たちが多く、昔ながらの村社会が残っている。

昔ながらの村社会はうっとうしく思うときもあるが、こういうとき、こぞって参加する。

こういう、昔ながらなら、少しいいなぁと思った。

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