人間観察

私は人間観察が好きだ。観察といってもそんなにたいそうなものではない。
ただ、じーっと人を見ているだけだ。
この前入ったお店では、ドリンクバーの近くに案内された。

“沢山人が見れるなー”

とは思っていたが、人が途切れることなく、ドリンクバーに殺到していた。

“お酒を飲まないなら、ドリンクバーしかないのだからあたりまえか・・・”

と思いながら、じーっと見ていた。
あまりの多さに製氷機が追いついていない。あきらめの悪い子供はいつまでも製氷機をがたがたと、たたいたりゆすったりしていた。
とにかく子供が多かった、何度も何度もやってくる子供もいた。
中学生くらいだろうか・・・
まだおぼこさも残る子供たちに「先生」と呼ばれている大人がいた

“きっと同窓会かなにかだろー”

先生と呼ばれる彼は、コーヒーばかり飲んでいた。

“お酒を飲むわけにもいかず、仕方なくドリンクバーに・・・
でもまー大人が飲めるようなものといえば、お茶かコーヒーしかないからなー”

本当のところは、ただ単にコーヒー好きなだけなのかもしれないが・・・
中学生と、ちびっ子に混じって、一人の女性がいた。
後姿だが、スマートで、カッコいい。
しかし、腰のところからパンツが見えている。

“ん?見せるパンツか?しかし、ちょっと不自然ではないか?
どうみてもパンツの左側だけ、ぎゅーっとあげて、
むりやり見せているみたいに見えるんだけど・・・
最近の若者はそういう着こなしをするのか??“

と思いながら、旦那に「パンツ見えてる」と言ってみた。
旦那は「一緒にいた男も、見えてた」というのだ。
そういえば、さっき見た男性は極端にズボンをずらしていた。

“ちょっとやりすぎだろー”
とは思っていた。その彼と、彼女がセットだったとは知らなかった。
旦那も私以上に観察好きなのかもしれない。

こんな感じで、人を見て勝手にいろいろ考えているだけの観察なのです。

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