Welcome to Shanghai

上海へ行ってきました。遊びにでは無く出張だったので夜ぐらいしか自由な時間が無く観光どころか、ゆっくりお土産を見る時間も無かったのが残念ですけど。

社会主義国への渡航は初めてだったので、少し緊張しながら関空を後にしました。会社では、「しったか」の人間が、パソコンを持って行っては駄目だとか、携帯もやめておいた方が良いだとかいろいろとアドバイス?をくれました。(このアドバイスを幸いにして、会社の携帯電話は置いて行き、まったく連絡を取れない状態にしていく事に成功したので、ある意味役にたったアドバイスでしたが。笑)

朝一のJALには乗れなかったので、昼過ぎのCA(中国国際航空)でのフライトとなりました。朝一の次は、夕方まで日本の飛行機は無いので、仕方なく選択したのですが。旅行者の担当者に、中国の飛行機なら、どれが安全ですか?と冗談で言ったら「うーん。どれも、ねぇ・・・。」と言われ、かなり不安になりました。(この飛行機がまた不安をあおる機体で、座った座席の窓から見える羽根は塗装がはがれていたりします。)

大丈夫かなと思いながらも狭い椅子で無理矢理くつろいでいると(ええ、もちろんエコノミーです。)機内サービスの軽食が運ばれてきました。これがまた、なんと言って良いのかすごいメニューです。カピカピのサンドイッチに、ほうれん草のおひたしときんぴらレンコンにだし巻き、デザートに杏仁豆腐とくず餅という無国籍ぶりです。(残念ながら写真はありません。)

飲み物は、コーヒーを頼みましたが、これがまたさらに酷くて、香りは無く、煮詰まった苦さの、本当にまずいコーヒーでした。もし、私が中国語がペラペラだったら、おもいっきり文句を言ってやりたいぐらいでした。しかし、残念ながら中国語はペラペラじゃないので、「やっぱり、社会主義だから競争も無いし仕方ないんだろう」とあきらめておきました。(笑)

浦東空港に到着し、入国審査での長蛇の列を見ると、とてもビジネスとは思えない様相の方々ばかり。流石に南国リゾートの国では無いのでアロハを来て、いかにもリゾートという感じの方は居ませんでしたがみなさんラフな格好がはかりで、どうみても遊びに行く雰囲気。スーツを着ている人は、1割にも満たないでは無いですか。(理由は、後で判るのですが。)

社会主義国というイメージとのギャップにとまどいながらも、入国審査を受け、手荷物を受け取りタクシー乗り場へ。噂には聞いていましたが長蛇の列。最近、中国ではタクシーを捕まえにくいと言われていましたが、ここで30分ぐらい待たされました。

タクシーに乗り込んで、目的地を告げると周りを見渡す余裕が少し出てきました。やはり車は、ワーゲンが多くたまに、日本車なんかも見る程度です。しかし何よりも驚いたのは、その運転です。まるでゲームセンターのレーシングゲームの様にとにかくスピードを出します。少しでも前がつまるとすぐに車線を変更し、前に他の車が割り込んできたりすると、クラクションの嵐です。それが、タクシーだけではなくて、一般車もトラックも、あげくにはバスまでそんな感じですから、乗っていてもハラハラドキドキです。市街地にはいると、通行人や自転車が増えてきて(沢山の自転車を見た時は、「ああ、中国だ」と妙な感動を覚えましたけどね。)道も狭くなるのですが、おかまいなしです。人や自転車のすぐ横を猛スピードで走り抜けられると、こちらは、思わず全身に力が入ってしまいます。

浦東空港から、40~50分走って会社に到着しましたが料金は、135元。(日本円にして約2000円ぐらいです。)かなり安いです。上海では、タクシーの領収書に乗車場所、降車場所に時間まで記載されていてすべて機械処理されているのでごまかされる心配はありません。遠回りされる可能性はありますが、その場合後で、タクシー会社にクレームを言うと良いらしいです。(その時に、領収書が生きるらしいです。もちろんそんな経験は無いので、現地の方に聞いた話です。)

やっとたどり着いた大廈(ビルという意味)は、思ったより大きくてフロア案内を見ると似たような名前(多分グループ企業だと思われる)が沢山。どこに行ってよいやらさっぱり判りません。とりあえず、一番最初に目に付いたフロアへと向かいました。受付で名前を告げましたが、ほとんど通じず、メールをプリントアウトしたものを見せてやっと会話が成立しました。結局フロアを間違えていたらしく、なんとか目的の場所にたどり着いたのは、現地時間の17:00を過ぎた頃でした。(日本とは、-1時間の時差があります。)

日本国内での出張においては、事前に訪問先について調べないで行く事はまず無いので、やはり自分の気持ちの中に、旅行気分があった様です。ちょっと反省。(つづく)

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