思いこみ

ロード・オブ・ザ・リングを見ました。もちろん映画館ではもうやってないので、DVDでの鑑賞です。実は長いこと「積ん読」状態(2004年の8月ぐらいから。笑)だったんですけど、ふと思い立ってDVDを一気に3枚分、時間にして558分(9時間と18分)の超大作を一気見です。(笑)

いやあ、面白かったです。当初「ロード・オブ・ザ・リング」が公開された時(2002年3月公開)から、是非見てみたい映画ではあったのですが、最初から三部作になることが判っていたので、まとめてビデオ化されてから見ようと我慢してました。(で、結局DVD BOXを買いながらもほったらかしていたんですが。笑)

今更なので、ネタばれにならないと思いますけど、主人公の「フロド」は、ほとんど戦いません。(精神的な戦いはあるんですけどね。)強大な的「サウロン」軍団と戦うのは、実際には周りの登場人物?(エルフとか魔法使いとかドワーフとか。もちろん人間も登場します。)が、普通の戦争を繰り広げます。特に「ビーム」を打ったり、火を吐いたりする事もありません。(乗り物としての、ドラゴンとかは登場しますが・・・。)魔法使いもいますが、強大な魔法攻撃とかは特に無く、エルフやドワーフにオーク、木の精までもが一つの種族的な表現になっています。

そんな中で、指輪を中心(指輪を捨てに行こうとしている、フロドを中心としたと言った方が正しいかも)に、人間ドラマ(人間じゃ無いのに人間ドラマというのも変ですが・・・。)が展開されます。脇役でしか無いと思っていた、あの登場人物が、あんなに重要な意味合いを持つとか・・・。まさに、これまでの私のファンタジー感を替えてしまうほどの、映画でした。

と、絶賛したところですが、1枚目のディスクを見終わった時の感想が「間違っていた。思いこんでいた」でした。実は、ビデオ化されてから一気に見ようと思っていた私は、極力この映画の情報には触れない様にしていました。(絶賛されるとつい見に行ってしまうから。)その為、映画や原作に対する情報が少なかったのは事実ですが、基本的には「ファンタジー」に対する思いこみが、あったのだと思います。

ファンタジーと言うと、主人公が強力な魔力を持っていて(もしくは、その素質を秘めていて)先頭にたって戦う(ハリーポッターシリーズ)とか、伝説のドラゴンに乗ってまったくの戦闘初心者が戦う(エラゴンシリーズ?)とか、伝説の勇者として突然期待されて、見事その期待に応えて勝利する(ナルニア国物語)とかだと思いこんでいたので、これには冒頭から驚きました。

以前に「思いこんだら・・・。」というコラムを書いた時があります。まさかその時、すでに自分がこんな思い込みをしているとは、それこそ思いもよりませんでした。自分だけは、そんな「思い込みは無い」というのが、一番の「思い込み」でした。(笑)

ちなみに、この映画の映像は以前から見たことがありました。予告編とかではありません。「CRF ロード・オブ・ザ・リング(パチンコ機)」です。なので、登場人物の中に「スミス(映画マトリクスのエージェント)」がいるのは知っていましたよ。もちろん、どんな役かは知りませんでしたけどね。だけどきっと「ちょっと嫌みな役」だと思っていましたよ。(やっぱり思い込み。笑)

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