厄除けぜんざい
関西独特の風習として、節分に「恵方巻き」を食べるというのがあります。現在では、コンビニの普及からか全国区の行事になりつつありますが、関西人以外は大人になってから知ったという方も多いのではないでしょうか。実際、私の周りでも「巻き寿司を食べる」のは知っているけど「恵方」を向いて食べるとか「無言で食べる」とかを知らない人も多いです。
そんな関西独特の行事に「厄除けぜんざい」というのがあります。本来は「厄年」の年に「年の数だけ」家族・知人に「ぜんざい」を振る舞ったのが始まりとされますが、現在では、神社で「厄除けぜんざい」を食べたら「厄払い」が出来るそうで、便利な世の中になったもんです。(笑)
古くから小豆には邪気をはらう力があるとされていますし、「魔」を「滅する」という語呂合わせで「魔滅(まめ)」を振る舞ったとも言われています。歴史的な背景とかは、詳しい研究者の方にゆだねることにして「厄除けぜんざい」をもらったら「一緒に厄を祓ってあげよう」という気持ちで「ぜんざい」をいただきましょう。その際に「ああ、あの人ももう厄年になったのか」と思いを馳せながらいただくと感慨一入(かんがいひとしお)です。
ちなみに我が家では「厄除けぜんざい」ならぬ「厄祓い衝動買い」があります。「よろしくないことが身の回りに起こったとき」とかに「厄祓い」と称して、大きな買い物とか普段はやらない様な大人買いをやっています。
もちろん祓いたい「厄」の大きさによって「家電製品」を買ったりとか「ケーキを丸ごと」買ったりとか、レベル差はありますけど、我が家のルールは一つだけ。「厄祓い」の買い物をした後は「いつまでも、くよくよ悩まない」こと。気持ちを前向きに切り替えるとっても大事な行事なんです。もちろん反省すべきところは良く反省をして、気持ちを切り替えるための行事ですから「厄祓い」の後は、一つでも二つでも、ほんの少しでも成長してなければいけません。「厄を祓う」のであって「やけになる」のとは違うのですから。
と言うことで、今日も元気にパチンコへ。大負けしても大丈夫「厄祓い」すれば、明日からも頑張っていけますからね。(って全然反省してないんじゃ?笑)