かりゆしウェアで、まーかいが?

沖縄と言えば「かりゆしウェア」というイメージが有りますが、実際に公用着として着られているのは、4月~11月の間です。(かりゆしウェア着用推進期間)

2000年の「九州・沖縄サミット」以来定着したんですが、もともとは「沖縄シャツ」と呼ばれていたのが、途中名前を変えながら苦節30年、やっと定着したんですね。

ところで、「アロハシャツ」と「かりゆしウェア」の違いって何か知ってますか?「アロハシャツ」は、トロピカルな柄で「かりゆしウェア」は、日本的な柄?いいえ、実は「アロハシャツ」は、もともと「派手な和柄の開襟シャツ」を意味していたのですよ。今ではトロピカルな柄も多いですが、もとは着物生地を仕立て直したのが始まりですからね。

じゃあ、何が違うかと言うと、実は「かりゆしウェア」には、認定がありまして「沖縄県で縫製されたもの」「沖縄を観光PRする柄」であることと決まっています。なので、たとえ沖縄で売っていても「沖縄で縫製」されてなければ「かりゆしウェア」とは言えないんです。(更に「かりゆしウェア」のタグを付ける為には「沖縄に事務所を持つ会社が作らないと駄目」だそうです。)

ちなみに「かりゆしウェア」は、沖縄の夏の正装なので冠婚葬祭にも着られます。もちろん「お葬式」にも(まだまだ少ない様ですが)着て行かれるそうです。(当然ながら色は黒。それでもちゃんと「柄」は入ってるそうです。目立たない様にですが。)

冒頭の「かりゆしウェアで、まーかいが?」は、BEGINの唄う「オジー自慢のオリオンビール」に出てくる一節ですが、最初の印象では「派手な服着て、どこ行くの?」ですが、「かりゆしウェア」が「正装」だと思って聞くと「あれ?珍しい。今日はスーツなんか着て、どこに行くの?」という意味に聞こえてきますね。

まあどっちが正しいかなんて、私には判らないですけど、少なくとも、私が「かりゆしウェア」を着ていたら十中八九、沖縄に行くか帰る時ですけどね。(笑)

今年も、沢山、着られたらいいなぁ。

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