一つの時代を築きしもの
最近、友人夫婦がそろって「iPhone5」に乗換ました。え?このタイミングで?(もうすぐiPhoneの新機種が出ると噂のある時期なのに)と驚きましたが、それよりも2人とも、そういうハイテク(この言葉自体もう知らない人の方が多いですが。笑)から、もっとも縁遠い2人だったので、ビックリしました。
今の世の中、スマホばっかりですが、日本でその流れを加速させたのは間違い無く「iPhone」です。一時期のパソコンブームを、タブレットブームに置き換えたのは「iPad」です。どちらもご存知「アップル」のヒット商品です。
音楽プレーヤー(こんな呼び方も今時はしないかも。)と言えば「iPod」もしくは「iPhone」で聞くという人も多いでしょう。昔の若者はみんな「Walkman(ソニー製)」だったのを知ってる人はもう少ないかも知れませんね。
そんな廃れてしまった(いや、まだまだ現役ですが。笑)パソコンのもっともっと昔、まだ「Windows」なんか無かった時代に、日本のパソコンユーザのほとんどが使っていたと思われる有名なソフトがあります。それが「一太郎」と「ロータス1-2-3」です。
「一太郎」は、ジャストシステムという会社のヒット商品で、いわゆる「ワープロソフト」です。今で言う所の、「マイクロソフトワード」みたいなもんです。
そして、現在では「表計算ソフト」と言えば「マイクロソフトエクセル」しか思い浮かびませんが、「一太郎」が天下を席巻している当時は「ロータス1-2-3」というソフトが主流でした。
当時のパソコン(特にビジネス用途)は、この「一太郎」と「ロータス1-2-3」が動作するかどうかが大きなポイントでした。(今のパソコンは、どこのメーカ製でも、基本的に同じソフトが使えますが、昔は違ったのです。)ジャストシステムは、この「一太郎」と「ATOK(日本語変換システム)」で、当時、日本でもっとも有名なソフトウェアベンダーだったのですね。
そんな「一太郎」も、世の中のパソコンが「Windows」を採用し始めてから、どんどん衰退していきます。(関係者の方、ごめんなさい。)ちなみに「ロータス社」は、現在では「IBM」に買収され「会社」も「ロータス1-2-3」も、実質的にはもうありません。(IBMより「ロータス1-2-3」は「Windows VISTA」以降のOSに対応しないと発表されています。)
一時期低迷していたアップルの復活により、スマホとタブレットが主流になり、OSとOFFICE製品でパソコン界に君臨していたマイクロソフトの勢いにも陰りが見え始めています。栄枯盛衰、盛者必衰の響き有り、この先、どうなっていくのでしょうか。業界の人は大変ですけど、利用者にとっては競争があって、良いモノがどんどん出てくるのはいいことですよね。(沢山出過ぎても困るんですが。笑)
そう言えば、私も一時期あんなに必至に行ってたパチンコに、ここ最近まったく興味が無くなりました。その分、家でゲームをすることが増えた気がします。はたして、我が家にとってそれは、良かったのか悪かったのか、もう少し長い目で見てみないと判りませんけどね。