こだわる?こだわらない?

日本語には「同音異義語」というのが結構あります。

近くの「こうえん( a )」で「こうえん( b )」があったんだけど、これが結構「こうえん( c )」だったらしいよ。

この場合、我々は、話し方のニュアンスや前後の文脈から大体の意味を感じ取り、頭の中で漢字に置き換え、意味を認識します。(ちなみに、a.公園、b.公演、c.好演が、正解です。)

社会人になって間違えたら恥ずかしい漢字の代表格には「移動」と「異動」がありますね。他にも、普段はあまり使われませんが「遍在(へんざい/どこにでもある)」と「偏在(へんざい/あるところにかたまってある)」では、まったく意味が違いますので、会話の中で出てきたら、要注意ですね。

カタカナ表現にも「Light(光)」と「right(正しい)」と「write(書く)」がありますね。これは、どれも、カタカナでは「ライト」ですが、意味はまったく違います。(これらをカタカナで書く機会があるかといえば、ほぼ無いでしょうけど。笑)ちなみに、後ろ二つは、発音も同じです。ご注意を。

ちなみに「私立(わたくしりつ)」と「市立(いちりつ)」は、もちろん正しくはどちらも「しりつ」です。意味が違うので混同を避けるために、あえて本来と違う読みを使っています。

ところで「市場」って何と読みますか?「しじょう」「いちば」?もちろんどちらも正しいです。少し乱暴な説明ではありますが、一般的には「町の商店街」の様な場所を「いちば」といい「卸売り」や「経済観念」「経済用語」では「しじょう」を使うのが多い様です。まあ、判った様な判らない様な説明ですが。

それよりも「読み方」を調べている時にもっとも驚いた回答は「日本は読み方にこだわらない風潮があります」という一言。

いや、そうかも知れないけど、それを言っちゃあ・・・。(笑)

次の記事
そば湯と湯桶と重箱と