「?」「!」
ちょっと前にネットで話題になった計算問題がありました。
40-32÷2=4!
これ、正しいですか?大人なら四則演算の法則として、加減算より剰余算を先にするという常識がありますから「40-32」より「32÷2」を先に計算するのを知っています。(もちろん、それは小学校で習いますので、小学生でも知ってるんですが。)
なので、答えは「24」となります。しかし、この式を左から計算すると、まず「40-32」を計算して「答え:8」となり、「8÷2=4」となってしまいます。小学校低学年なら間違えるのも仕方無いですよね。だから四則演算のルールを知らない子供が間違えたんだなと思ってしまうかも知れません。
ところが、この式の面白い所は、答えが「4」じゃなくて「4!」であること。もちろんこの「!」は「感嘆符」ではありません。数学に「感嘆符」はありませんからね。じゃあ、この「!」は何かと言うと「階乗」を表す記号なんですね。
つまり「4の階乗」ということは「4×3×2×1」のことですから「24」となります。なので、この式は「高度に」正しいということになります。わかりましたか? 「感嘆符」には、こんな使い方もあったのですが、覚えていましたか?
そう言えば、世界で一番短い手紙として有名なのが作家「ヴィクトル・ユーゴー」の書いた「?」の一文字だけが書かれた手紙です。(「レ・ミゼラブル」を書いたときに本の売れ行きを編集者に確認した手紙と言われています。)それに対する編集者の返事「!」(売れてるよ)というのもいいですよね。
判らない問題に答えを導くのが数学だとしたら、他の誰にも判らなくても、自分たちだけはわかり合えるのが友達かも知れません。数学の答えは一つですが、友達は沢山いた方がいいですね。これから先、私にも「友達100人出来るかな?(笑)」