梅にウグイス
昔から良い組合せの例として「梅にウグイス」というのがありますね。実際、花札にも良く描かれていますが、本当にこれがウグイスか?という説もあります。
と言うのも、この花札に描かれているウグイスの羽の色が「ウグイス色」をしているから。ウグイスの羽の色がウグイス色で何故悪い?と思いましたか?そう思いますよね。でも、実際には、ウグイスは茶色をしています。知ってましたか?よく言われるウグイス色をした鳥は、メジロで名前の由来は目の周りが白く目立つから。
これが良くある「梅にウグイス」の構図だと言われています。じゃあ、何故この鳥がウグイスと混同されるようになったのかと言いますと・・・。
ウグイスの特徴ある「ホーホケキョ」という鳴き声。この鳴き声が聞こえた時に、梅の木にいたのが、メジロだったために混同されたと言われています。実際に、ウグイスは非常に臆病で人目につかないのも混同された理由の一つでしょうね。
まあ、実際にその鳥が、ウグイスであれメジロであれ、梅にウグイスというたとえは変わりませんけどね。
さあ、梅にウグイスの季節になったら、春はもうすぐです。街には春色スーツの新入社員が溢れてきますね。満員電車にリクルートスーツっていうのも、春の季語になるのかな?(笑)