クマノミ

ダイバーでなくとも、クマノミはよく知っている魚だと思います。ディズニー映画「ファインディング ニモ」によるキャラクター展開がその理由だと思いますが、なによりも、見た目に可愛くて色鮮やかであることが人気の理由だと思います。

実は、このクマノミの仲間は結構いる様で、2属28種類が確認されているらしいですが、日本では6種類が見られます。(クマノミ、ハマクマノミ、カクレクマノミ、セジロクマノミ、トウアカクマノミ、ハナビラクマノミの6種)

私がダイビングを始めた頃に教えてもらったクマノミの見分け方に「1ハマ、2クマ、3かくれ」というのがあります。これは、クマノミの特徴である体側の白い線の数で3つのクマノミを見分ける方法ですが、クマノミにそんなに種類がいることを知らなかった私には、意味すら不明でした。(笑)

アイスクリームハマクマノミ
体側の白いラインが1本なのが特徴です、子供のうちは、体の色も、もう少しオレンジ色をしています。
デザートクマノミ
白いラインが2本だと、クマノミです。世界的に見ると体側に白い2本ラインは沢山種類がいる様ですが、日本ではこの種だけです。(ちなみに尾びれの上下が黄色いのが雄です。)
デザートカクレクマノミ
体側に3本の白いラインがあり、真ん中の一本が、山形になっているのが特徴です。他のクマノミは結構攻撃的ですが、このハマクマノミは臆病ですぐにイソギンチャクに隠れてしまいます。

クマノミは、結構動きが速く、ちょろちょろとしているのですが、同じところにいる(基本的に縄張り意識が強く、ずっと決まったイソギンチャクにいる)ので、ずっとねばっていると結構よい写真が撮れたりします。

デザートこの魚は?
体側に4本(5本?)の白いラインがあり、体は鮮やかなオレンジ色をしています。体長は4cmぐらい?

先ほどの、クマノミの見分け方では見分けられないこの魚は?実は、クマノミの仲間では無くて「ツユベラ」の幼魚です。親はブルーをベースに鮮やかな色彩で、幼魚と成魚では同じ魚?と思えるぐらい違います。

デザートツユベラの成魚
動きが速くてじっとしてないので、撮りにくい上に、光量が足りなくてちょっと色がわかりにくいですが・・・。幼魚とまったく違う事はわかってもらえると思います。

クマノミだけを見ても、結構おもしろい沖縄の海ですが、そこに棲んでいる魚達はもっと沢山います。もちろんその多くは水族館ででも見ることは出来ますが、同じ海を一緒に泳ぐことは、特段の楽しみです。さあ、あなたもダイビング始めてみませんか?楽しいですよ。帰ってから機材を洗うのが大変ですけど。(笑)