こんなものにも

私が子供の頃の給食は、お世辞にも美味しいものではありませんでした。さらに、子供の頃の私は、好き嫌いが激しく、色々なモノをバランス良く調理して提供される給食は、嫌で嫌で仕方無かった記憶しかありません。

最近、時々小学校に先生として赴く機会があります。そして、たまに小学生達と一緒に給食をいただくこともあります。そこには、とても美味しくなっている給食と嫌いなモノは食べなくて良い環境、量の多い少ないを選べる環境がありました。

私が子供の頃とは、食環境が違っているのでしょうけど、こんなに変わっている事には、やっぱり驚きますね。

最近は、子供のアレルギーが増えていると言います。食生活・住環境の変化が原因だとか、抗菌のしすぎだとか、そもそもアレルギーの知識が増えたために、アレルギーが増えているんだという説もあります。そうなってくるともう何がいいやら悪いやらさっぱり判らなくなってきますよね。

先日、某市場で「焼き鯖寿司」を買いました。お寿司だしまあ「乳製品」が使われている事は無いだろうと特に確認せず(原材料表示が裏面にあり、ひっくり返してじっくり見るのがはばかられたため)家に帰って、じっくり見て驚きました。なんと乳製品が使われているんです。「え?どこに?」と思って問合せてみたら、鯖の下処理の段階で使われているとのことでした。

もちろん、使ってはいけない食材ではありませんし、ちゃんと表示もされているので、なんの問題もありません。完全に私の確認ミスですが「まさか、こんなものにまで」と、驚きました。

7大アレルゲンである「卵」「乳」「小麦」「落花生」「蕎麦」「エビ」「カニ」については、最近ではほとんど表示されています。ただ、判りやすく表示されている例もあれば、原材料を全部読まないと判らないものもあります。(政府広報オンライン 暮らしに役立つ情報

本当は、アレルギーが無くなって、こんなアレルギー表示なんか無くなるのが一番なんでしょうけど、無くなるまではもっと判りやすく表示してもらった方がいいですね。

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