麒麟がくる

2020年のNHK大河ドラマが発表されました。なんと「明智光秀」を主人公とした戦国時代の物語だそうです。

明智光秀と言えば、主君を裏切った極悪人というイメージです。そんな人物を主人公にするとはNHKもかなり思い切ったなぁと思いますね。実際、明智光秀という武将は、謎が多いです。信長の元、メキメキと頭角を現し、大出世、そんな時に裏切り、信長を自害に追いやったというのが、私が学生時代に習った歴史です。何故、この時期に「裏切った」のか、信長が憎かったから?天下が欲しかったから?はたまた、保身?実際のところ、誰にも判りませんので「謎」が「謎」を呼びますね。

戦国時代ですから「裏切り」は、常だったでしょう。そして、勝てば官軍ですから、そのまま天下を取っていれば、歴史の評価も変わっていたかも知れません。しかし、実際には、信長を討ってから13日後には自害しています。(落ち武者狩りで致命傷を負ったとも言われています。)

しかし、その一方で自身の領土では「知将」として高い評価をされているそうです。実際、光秀を称え「お祭り」や「音頭」の残されている地域もある様です。

今回のドラマ「麒麟がくる」は、仁政を行う王のもとに現れる伝説の生き物「麒麟」を主題としている様なので、明智光秀を良い主君として描かれるのでしょう。裏切りの裏にある心の葛藤をうまく表現してくれることを期待します。(と言っても実際に大河は見ないんですが。笑)

良いか悪いかは、いつも「どちらから見るか」だと思います。自分サイドから見れば、敵方はいつも「悪」です。でも、相手サイドからみたら、自分も「悪」だということを忘れてはいけません。

私は、王ではありませんが、いつの日か「麒麟」が訪れてくれる様な人生(仁政は出来ませんが。笑)を送りたいと願います。

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