Ambition of TABACYA1
ince 21 SEP. 1997
コラム

SUKUSUKU 〜新米ママは超多忙〜

出産後、いきなり新米ママは忙しいのです。

生まれたばかりのわが子を胸の上に乗せてもらい、初抱っこを経験させてもらい、2時間ほど横になったまま待ちました。長い間陣痛と戦ってきたのと、出産という大仕事を終えたのに、この間寝てはいけないと言われ、とても辛い思いをしながら耐えました。

ようやく病室に戻れその晩だけはゆっくり眠れるはずでした。

おいしい夕食後、ものすごく眠くなり横になっていたのですが、これがなかなか眠れません。目をつぶり、何度も何度も寝ようと試みるのですが本当に眠れません。どうやら、極度の緊張と疲労とで眠れなくなってるらしく、結局その晩は寝ることをあきらめて、ぼーっと、ただひたすらぼーっとその日に起きた出来事を思い返したりしていました。この後3日間、私はほとんど眠ることができませんでした。

次の朝、早速赤ちゃんを迎えに新生児室に向かいました。

この病院ではママの希望によって母児同室でも別室でもOKだったのですが、私は出産したその晩くらいはゆっくり寝たかったので、新生児室に預かってもらっていたのです。結局全然寝れなかったんですが。

いました、いました。顔を真っ赤にして泣いていました。出産後3日間くらいはママがまだおっぱいが出ないので初めはミルクを与えます。

ではミルクをあげてくださいと看護士さんに言われ、言われるがままに初めてのミルクタイム。生まれたばかりなのに上手にミルクを飲むのでこの子はきっとくいしんぼうな子になるに違いない。

このあとの入院生活の間はほんとに多忙です。

見舞い客の相手(これが一番大変かも)、沐浴指導、調乳指導、診察、お祝いディナー・・・などなど。病院によって様々らしいのですが、わたしの病院はさらにエステもしてくれました。入院といっても病気での入院ではないので病院側もわりとハードなスケジュールを組んでくるのです。新米ママはそれでなくても出産後の体があちこち痛み、見舞い客にも気を使ったりするので、本当にハードで精神的にも肉体的にも疲れてしまいました。だからエステは最高に気持ちよかったです。

退院の時には感慨深いものがありました。それと同時にこれから看護士さん達のいない家での生活、ちゃんと赤ちゃんを育てていけるのだろうか・・・と不安でいっぱいでもありました。

でも赤ちゃんて、ちゃんと自分で生きようとする力を持って生まれてきてるんですね。お腹がすけば泣き、おしっこやうんちをしたら泣き、相手をして欲しければ泣くんです。

泣くことで意思を伝えるだけなんですが、ママは何をして欲しいのか散々悩んであーでもない、こーでもないっていろいろやってくうちにこの子が何を求めてるのか、そのうちわかってくるようになるんです。

ママも新米だけど、赤ちゃんもこの世に生まれてまだ間もないので慣れないことだらけ。きっと見るもの、聞くもの、触れるものすべてが新鮮で、怖くて、でも興味があって・・・

いろんなものを吸収してかっこいい大人になってね・・・と祈りつつ、今日も新米ママは奮闘中です。

コラム情報
タイトル
SUKUSUKU〜新米ママは超多忙〜
コラムニスト
ぽろろん
掲載日
2005/1/17
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