Ambition of TABACYA1
ince 21 SEP. 1997
コラム

SUKUSUKU  〜妊娠編〜

去年の秋頃、事務のアルバイトを始めたばかりの私に突然事件がおきました。なんと妊娠したのです。

昔から生理不順であった私は心のどこかで妊娠しづらい体だろうとタカをくくっていたのでまさに“事件”でした。それからが大変でした。

妊娠の発覚から約1週間後、猛烈なつわりが始まりました。立っていることもできず、家から1歩も外に出られなくなり、始めたばかりのアルバイトをやめざるを得なくなりました。

毎日、ベッドからダンナを見送り、一日中ベッドとトイレの往復。吐き気は寝ていてもおさまることはなく、食事もほとんどとれず、で病院に通うのも一苦労。点滴を打ってもらいながらなんとか栄養をとる・・・という状態がまる3ヶ月間続きました。

つわりがおさまった頃、おなかが少しずつふくらみ、検診のたびにもらう超音波写真のベビーがだんだん人間らしい形になっていきました。

私の中で母性が目覚め始めたのはお腹の中でベビーが動き始めた頃だったように思います。

“お腹の赤ちゃんに毎日声をかけてあげてね”・・・と雑誌に書いてあったのでそんなものなのか・・・と時々声をかけたりしました。“ママの呼びかけにお腹の中のベビーが応えるようになります”・・・を期待していたのに、私のベビーはあまり呼びかけには応えず、気分のむいた時に中から私を呼んでいる・・・という感じでしたが、それでも「かわいい♪」と思えたのはやっぱり母性なのかも。

お腹の中で赤ちゃんが動くことを胎動と言うそうなのですが、その胎動、たとえて言うなら・・・はじめは小さな金魚をお腹で飼っている感じ。最後には金魚がでっかい鯉ぐらいに感じるようになるんですが。自分のお腹を触ってて、そこをタイミングよく蹴ってきたら、赤ちゃんの足が感じられるまでになりました。最初の頃はこの胎動が正直気持ち悪いなぁ・・・って思ってました。だけど、それがだんだん面白く、そして愛しくなってくるんです。これも母性のなせる業かも?!

妊娠初期は小さかったお腹の膨らみが臨月頃には周りの誰にもびっくりされる程大きなお腹になっていました。私もダンナも生まれたときは小さかったと聞いているのに、どうして私はこんな大きなお腹に?!ベビーが順調すぎるくらい大きくなっていたらしく、背がそれほど高くない私はあきらかにバランスの悪い体になっていたのでした。小さかった胸も巨乳に。これはちょっと嬉しかったけど(笑)

予定日をすぎても出産の兆候はなかなか現れず、毎日1時間近く散歩したり(私はウォーキングと言ってましたが、周りの人からはお散歩と言われました。)体を積極的に動かして、体重増加を防ぎつつ、出産に備えての準備をしました。

そして予定日から5日すぎた日の夕食あたりからいよいよ陣痛が始まったのです・・・・。

コラム情報
タイトル
SUKUSUKU 〜妊娠編〜
コラムニスト
ぽろろん
掲載日
2004/10/11
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