演劇について(4)
あけましておめでとうございます。今年もよしなに。
中途半端に年を跨いでしまいましたが、前々回の続きです。
100本弱/年も観ていた人間が何故今はほとんど観なくなったのか、そのあたりを書いてみたいと思います。
「だいたいは観た」
関西の演劇界ってのは、東京に比べると非常に小さいです。毎週の様に観ているとだいたいの公演は網羅してしまいます。好きな劇団は見続けますが、二度ほど観て合わない劇団は見捨てます。好きな劇団でも同じ様な作風が続いちゃうと飽きてしまいます。新しい劇団も出ては来ますが、それもすぐに既劇団に変わっていきます。再演とかも多いし、新しいものに触れる機会が減って行き、「もういいかっ」っていう気になっちゃったんですね。
「チケット取るのつらい」
演劇のチケットは公演の数ヶ月前から発売です。まずはスケジューリングが大変なんです。3ヶ月後の土曜日の18時の行動が決められるか?と思うようになったんです。それでなおかつ人気劇団なんかは発売日にSold outするので必死で電話します。電話しても取れないとショックです。昔は無名だった劇団がそうだと嫉妬してしまいます。当日券でなんとか見れるレベルだと有り難いんですけどね。
「マイナー指向」
マイナーなのが好きなんですよ。マイナーなのがメジャーになった時に自慢ができるから。(笑) 演劇の世界もはっきりしてますんで、良い劇団や良い役者は売れます。人気も上昇で上に書いた通りチケが取れません。客層も変わって行きます。そうすると雰囲気が変わっちゃうんですよね。そういうのが嫌いになってしまいました。
まぁ、大きくはこんなもんでしょうか。いずれも私のわがままです。所詮は趣味ですからいいんじゃないっすか?(つづく)