ムービースターのつらさ

先日、『硫黄島からの手紙』という映画の記者会見と舞台挨拶のお手伝いに参加してきた。

この映画はクリント・イーストウッド監督の、硫黄島での戦いを日・米両方の視点から描いた二部作のうちのひとつで、早くもアカデミー賞の呼び声のかかる話題作だ。

渡辺謙や二宮和也など、そうそうたる俳優陣が来阪し、会場は華やかなオーラに包まれた。

このような映画のプロモーション活動に参加するのは2回目だが、俳優さん達はだいたい昼間はホテルでマスコミの取材を受け、夜には試写会の会場へ移動して舞台挨拶をする、というのが一般的な流れだ。

私はマスコミ関係者の受付を担当したが、分刻みで続々とマスコミが訪れ、それだけでもけっこう疲れた。

が、俳優は毎回同じようなインタビューを受け、同じような質問に答えるのだ・・・しかもカメラがまわっているので気を抜けない・・・相当疲れるだろう。

でもそんな表情は微も見せず、試写会の舞台でも素晴らしいスピーチをする。俳優というのは本当にタフでなければやっていけないだろう。

ある雑誌に小西真奈美さんのコラムが載っていて、それを読んで感心した。

小西真奈美さんといえば、いまや超人気ムービースター。そのコラムでも、映画のプロモーションで地方へあっちこっち飛び回っているという話だった。

しかしある地方へ舞台挨拶に行ったとき、予想以上に人が来て定員オーバーになったそうだ。今は消防法のため、立ち見というのは禁止されているので、舞台挨拶だけ見てもらい、映画が始まると同時に退場願わなくてはいけないことになったそうだ。

しかし小西真奈美さんは、せっかくここまで見に来てくれたのに申し訳ない!と、いてもたってもいられなくなり、ロビーへ走っていき、来ていただいた方々へご挨拶をしたそうだ。

この心憎い優しさに、泣き出す人までいたそうだ。

なんて、素晴らしい!

もちろん小西さんもその後はパタン、キューで即寝だったそうだ。

本当に、本当に、お疲れさまです!!

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