Ambition of TABACYA1
ince 21 SEP. 1997
コラム

思い出の中の・・・。

10月の頭に、北海道に行ってきました。沖縄好きの私が、何故?北海道?そうです、仕事です。(笑)

新千歳空港から快速エアポートに乗ってJR札幌駅へ、そして目的地までタクシーに乗りました。タクシーの窓から眺める札幌の街は、ごく普通の街並みで、時折、観光地らしく少し立派なホテルが目にとまるぐらいで、それをのぞけば、大阪にいるのと変わりません。(人口180万人を超える政令指定都市なんだからあたりまえですが。)

北海道に来るのは、実はこれで2度目。と、言っても前回訪れたのは遙か数十年前の小学生の頃。記憶も薄れ、かすかに覚えているのは「時計台が思ったより小さくてがっかりした」ことと「ラーメン横町で食べたラーメンの大きかった」ことぐらい。(笑)

そんなことを考えながら、ふと目にとまったのが「札幌グランドホテル」の建物。確か、数十年前に泊まったホテルです。札幌でも5本の指に入る立派なホテルで、かなりの「老舗」だったと記憶しています。何より、ものすごく大きなホテルというイメージでしたが、今見るとそうでもありません。(ホテル関係者の方、もし見ておられたらごめんないさい。<m(__)m>)

私にとって、北海道の思い出は、とても楽しかったんだと思います。滞在したのは1週間ほどだったと思いますが「霧の摩周湖」「毬藻の阿寒湖」「洞爺湖」「昭和新山」「熊牧場」「アイヌ村」数え上げればきりがないぐらいの絶景とイベントが、先の記憶に続いて、一気にフラッシュバックされてきました。

残念ながら、タクシーは渋滞に巻き込まれることもなく、すんなりと走りましたので、じっくりと眺める事は出来ませんでしたが(もちろん泊まるホテルは別のホテルですし。)懐かしさに、しばらく感傷にふけっていました。

子供の頃見たものって、とても感動的でその「シーン」が鮮明に記憶に残っていることが沢山ありませんか?もちろん、普段はすっかり忘れていることも多いですけど、ふとした時に「フラッシュバック」しますよね。その時感じた色々な情報が(楽しかったとか嬉しかったとか。もちろん悲しかったこともありますよね。)そのシーンを「美化」してしまうのか、とても美しい記憶として残っています。後で見る記念撮影とは確かに違う美しい記憶の世界です。

カメラマンが、撮影した写真を、より自分の感じたイメージに近づけるために「レタッチ」するのに近いのかも知れません。写真に写るものとは確かに違う「自分の見た景色」は確かに存在するのだと思います。

子供の頃に好きだったアニメや漫画、技術的・テクニック的な観点で見比べると現在の作品に比べて見劣りするのは仕方ありませんが、その感動は未だに健在です。技術ではない感性の部分が感動を与えているんでしょう。

今回の出張の目的である仕事も難なく終わらせる事が出来、翌日の早朝には帰路につきました。札幌駅へ向かうタクシーの中、運転手さんにお願いして、時計台へ寄り道しました。朝日に映える時計台は、昔見た時に感じたほど小さくは無くしっかりとその存在感を示していました。

今回もよい思い出を持ち帰る事が出来ました。また次もよろしくね。>北海道

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タイトル
思い出の中の・・・。
コラムニスト
TABACYA1
掲載日
2005/10/24
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